ドクメンタ・トーク



ドクメンタ・トーク会場風景 / 撮影: 庄輝士

ドクメンタ・トーク会場風景 / 撮影: 庄輝士


2023.09.02(土)
パネリスト : 石井潤一郎 / 金澤韻 / 大坂紘一郎
モデレーター: エンツィオ・ヴェッツェル(ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川館長)

ドイツ、ヘッセン州カッセル市で5年に一度開催される「ドクメンタ」は、現代アート・シーンで大きな影響力を持つ国際展です。本企画は、2022年に行われた「ドクメンタ 15」について話し合うものです。 インドネシアのコレクティブ、ルアンルパがディレクションを務めた「ドクメンタ15」は、アートの世界のみならず、社会的にも大きな議論を巻き起こしました。しかしながらその議論は、必ずしも本質的なものではなかったかもしれません。本企画では展覧会を訪れた3人のキュレーター/アーティストが、それぞれの立場や研究からドクメンタ15を考察し、来場者とともに意見交換を行いました。

会場 : ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川
撮影 : SHOEN MEDIA |
編集 : 梶原瑞生 |
字幕監修 : 太田恵以
助成 : 京都府文化力チャレンジ補助事業,
京都市「Arts Aid KYOTO」補助事業
制作 : ©キカ・ギャラリー 2024

記録映像

documenta Talk Part 1 - 石井潤一郎


documenta Talk Part 2 - 金澤韻


documenta Talk Part 3 - 大坂 紘一郎

パネリスト

石井 潤一郎

1975年生まれ。美術作家。2004年よりアジアから中東、ヨーロッパの「アートの周縁 / インターローカルな場」を巡りながら20カ国以上で作品を制作・発表。2020年よりICA京都(Institute of Contemporary Arts Kyoto)で、レジデンシーズ・コーディネーターとしてAIRのネットワーク作りを行う一方、KIKA galleryのプログラム・マネージャーと してアーティストの展覧会作りにも関わっている。京都精華大学非常勤講師。


home
postrail

金澤 韻

現代美術キュレーター。 公立美術館勤務後、2013年よりインディペンデント・キュレータ ーとしての活動を開始。メディアアート、漫画、地域とアート、障害とアートなど既存の美 術の枠を超える領域を扱い、時代・社会と共に変容する人々の認識を捉えようとする企画を行なう。国内外で展覧会企画・制作多数。コダマシーン共同代表。現代美術オンラインイベントJP共同主宰。


home
postrail

大坂 紘一郎

インディペンデントキュレーター、ライター。1979年生まれ。批判的思考を促す現代アートのプラットフォームとして2015年にASAKUSA創設し、現在まで代表を務める。近年の主な展覧会に、ニューヨークの《e-flux》での『機械の中の亡霊(CIAを考える)』(2019年)、 香港の現代アートセンター《Para Site》でのレジデンス滞在中に企画した『呪いのマントラ』(2019年)など。現在、京都芸術大学准教授。

postrail

モデレーター

エンツィオ・ヴェッツェル

シュトゥットガルト生まれ。高校卒業後、イスラエル/パレスチナで子どもたちと働き、「黒い森」で大工の見習いをした後、ミュンヘンで文化人類学と近東言語を学ぶ。1991年よりドイツの国立文化機関ゲーテ・インスティトゥートに勤務。1998年から2005年までゲーテ・インスティトゥート・カイロで文化プログラムを担当し、その後ミュンヘンのゲーテ・インスティトゥート本部でアーティスト、文化活動家、文化機関を支援する部門の主任を務める。2014年から2019年8月までゲーテ・インスティトゥート・ブルガリア館長を務め、またその功績により、ソフィア名誉市民権を授与される。2019年9月よりゲーテ・インスティトゥート大阪・京都および京都のヴィラ鴨川の館長を兼任。

postrail