ドクメンタ・トーク会場風景 / 撮影: 庄輝士
ドクメンタ・トーク会場風景 / 撮影: 庄輝士
2023.09.02(土)
パネリスト : 石井潤一郎 / 金澤韻 / 大坂紘一郎
モデレーター: エンツィオ・ヴェッツェル(ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川館長)4>
ドイツ、ヘッセン州カッセル市で5年に一度開催される「ドクメンタ」は、現代アート・シーンで大きな影響力を持つ国際展です。本企画は、2022年に行われた「ドクメンタ 15」について話し合うものです。 インドネシアのコレクティブ、ルアンルパがディレクションを務めた「ドクメンタ15」は、アートの世界のみならず、社会的にも大きな議論を巻き起こしました。しかしながらその議論は、必ずしも本質的なものではなかったかもしれません。本企画では展覧会を訪れた3人のキュレーター/アーティストが、それぞれの立場や研究からドクメンタ15を考察し、来場者とともに意見交換を行いました。
会場 : ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川
撮影 : SHOEN MEDIA |
編集 : 梶原瑞生 |
字幕監修 : 太田恵以
助成 : 京都府文化力チャレンジ補助事業,
京都市「Arts Aid KYOTO」補助事業
制作 : ©キカ・ギャラリー 2024
インディペンデントキュレーター、ライター。1979年生まれ。批判的思考を促す現代アートのプラットフォームとして2015年にASAKUSA創設し、現在まで代表を務める。近年の主な展覧会に、ニューヨークの《e-flux》での『機械の中の亡霊(CIAを考える)』(2019年)、 香港の現代アートセンター《Para Site》でのレジデンス滞在中に企画した『呪いのマントラ』(2019年)など。現在、京都芸術大学准教授。
シュトゥットガルト生まれ。高校卒業後、イスラエル/パレスチナで子どもたちと働き、「黒い森」で大工の見習いをした後、ミュンヘンで文化人類学と近東言語を学ぶ。1991年よりドイツの国立文化機関ゲーテ・インスティトゥートに勤務。1998年から2005年までゲーテ・インスティトゥート・カイロで文化プログラムを担当し、その後ミュンヘンのゲーテ・インスティトゥート本部でアーティスト、文化活動家、文化機関を支援する部門の主任を務める。2014年から2019年8月までゲーテ・インスティトゥート・ブルガリア館長を務め、またその功績により、ソフィア名誉市民権を授与される。2019年9月よりゲーテ・インスティトゥート大阪・京都および京都のヴィラ鴨川の館長を兼任。